デザイン画から舞台衣装を作る2 仮縫いでイメージに近づける


青いアンダースカートは稽古の時にも使えそうなので先にお渡しして、いよいよ上着に着手。今までの経験からおよその検討で型紙を作って仮縫いをします。
 
洋服を作ってみると体形の個人差をすごく感じます。身長、年齢、性別だけでなく元々の骨格や脂肪・筋肉のつき方などでずいぶん寸法が変わってきます。でも、舞台衣装は次回違う人が着るかもしれませんしボディコンのデザインでもないので、それなりのサイズで作れるのは楽な所ですね。今回は役者本人に着てもらえる日が少し先だったので、とりあえず自分で着たりボディを使って、ある程度まで仕上げることにしました。

スタンドカラーの仮縫い

スッポリ被るスタンドカラーは、頭のサイズや首の長さ・太さが気になる所です。首周りは舞台裏で着替えやすいように少し大きめに、ネックは高めに作って仕上げで折ることも視野に入れて進めました。スタンドカラーを縫って、身頃にはピンで留めるだけの手抜き仮縫いです。
最初の型紙で縫ったスタンドカラーは、全体的に横に広がってしまいました。これは型紙が不適切なだけでなく、生地を使う上で注意すべきバイアス(縦糸・横糸に対して斜めの角度:バイヤスも同意)の影響です。生地は基本的に縦糸と横糸で織られていて、バイアス方向に伸びやすくなっています。バイアスで裁断して縫うと、驚くほど生地が伸びることもしばしばです。襟や袖ぐりはバイアスになることが多いので、仮縫いで生地に合わせて型紙を修正することが重要なのです。
仮縫いでは待ち針で要らない箇所をつまんだりして、型紙をどう修正すればイメージに近づけるかを検討します。修正箇所が決まったら型紙に書き込み、カットしたり足りない所は足して、本番用の型紙にします。
この型紙が仮縫いした生地内に収まらない時は、別の生地で裁断することになるので、仮縫いの時は縫い代を多めに取っておくといいですね。
そして本縫いスタンドカラーがこちらです。仮縫いよりしっかり立ち上がってるでしょ!

袖付けの仮縫い

二の腕が出ないようにデザイン変更した袖は、肩先から内側に空きがあるところがポイントです。役者本人より私の肩幅が狭いので随分ずり落ちてますが、空きのイメージは掴めました。
ここで役者本人に着てもらえるチャンス到来!実際に着てもらうと袖のずり落ち具合が違ったので、やっぱり本人に着てもらえて良かった。←残念ながら写真を撮り忘れました…orz
肩の空きをもっと身頃寄りにしたかったので、身頃の型紙を修正。袖の型紙は、余分に縫い代を付けていた分が要らないのでカットしました。
仮縫いも済んだので、完成に向けてラストスパート。
スタンドカラーの高さを2cm程低くしました。青いラインは見た目で真っ直ぐに感じるように縫い付けていきます。
下のスカートは渡してしまったので上着とベルトだけですが、こんな感じになりましたがいかがでしょう?
デザイン画はイメージが大事と言っておきながら、女性のしおらしさが少し減ったかなぁ(´-`).。oO と思っていたら、稽古場で対戦ゲームの女戦士みたいで強そうだと言われたそうな…(^∀^;) いやイメージの前に、この衣装が何の舞台のどんな役かそもそも書いてませんでしたね。
 
ということで、舞台内容とその他のお手伝いにつづく

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