試作品の製作『ミニオーガナイザー』編  試作5号 コンパクト財布でもボールペンを収納したい


合成皮革と本革の作業を比べると、どちらも一長一短。扱いやすい部分と面倒な部分がそれぞれ違って、作業時間的にはほぼ同じでした。材料費は合成皮革が少し安価ですが、劣化の観点から本革の方が長く使えます。重さは試作3号の合皮73gに対し、試作4号の本革は56gでした。レザーを厚いものにしても合皮より軽い仕上がりになりそうです。表面に内側の形が浮き出る問題が解決すれば、本革で製品化する方向にしました。
レザーの厚みは、薄い方が軽くていいと簡単に考えて失敗したのは良い教訓でした。生地でも金属でも適材適所ですね。失敗して注意するようになれたので、前向きにスキルアップと受け取りました(笑)  カギの形や折り目がつき、内側の糸の形も浮き出てしまったので、本革の厚みを1mmから1.5mmに変更します。それだけでは不安に思い、芯を追加。どのくらいの厚みになるか?使いにくいか?を検証したいと考えて試作しました。

ミニオーガナイザー試作5号<本革>

≪課題≫
・表の革を1.5mmに厚くし、芯0.6mmを追加
厚みが出るのでファスナーの付け幅を広くして、内側の空間が狭くならないようにしました。
・ペンホルダー固定角度を変更
ペンをしっかり固定したので、ファスナーに引っかかることはなくなりました。

ミニボールペンはゼブラの伸縮技術が凄い!

財布がコンパクトサイズなら、入れられるペンもミニサイズです。ミニオーガナイザー依頼者のKA-TSU先生が愛用するミニボールペンは「ゼブラSL-F1mini」。
全長8.5cm弱のミニペンなのに、使用時は10.7cm程に伸ばせて使いやすい優れものです。いくらコンパクトでも使いにくいと困るので伸縮は大事ですよね。
ミニペン事情をネットで調べたのですが、ボールペンの伸縮技術はZEBRAが際立って優れているようですね。「SL-F1mini」も人気商品のようです。しかし、残念ながら悲報も発見しました!
 
ブログ:BUNGULOG「【ゼブラ/SL-F1】悲報!あの不思議伸縮ペンが突然の廃番に。」
 
出会って凄いと思ったのに、もうすぐお別れですって!このミニオーガナイザーはSL-F1ありきで進んでいるというのに(ノД`)・゜・。ミニペンホルダー危うし…復活して欲しいデス。
 
※追記※
「SL-F1mini」は2016年に廃番になっていましたが、2017年後期に再販されています!
廃番になってからネット上で値段が跳ね上がり、¥6,000くらいになっているのを見たことがありますが、本当は¥300くらいの商品なのでご注意くださいね。
 
ブログ:火中の栗を拾い続けるオヤジのブログ「祝! ゼブラ 畳めるボールペン「SL-F1 mini」が再販されました!!」
http://ueshin-jun-ichi.com/archives/51057506.html

試作5号の検証

例のごとくKA-TSU先生にしばらく使ってみていただきました。試作4号よりも厚みがあることがコンパクトさに影響がないか心配してましたが、それは問題ない様でした。ただ、少しカギの出し入れがしにくくなったとの事。鍵ポケットの形に工夫する余地がありそうです。
 
折角なのでレザー師匠にも試作を見せると思わぬアドバイスをいくつか頂けたので、次回試作で取り入れます。実際のモノを見せていろんな方面からのご意見をいただけるのは、本当に有難いですね。より良い商品を創るよう頑張ります!
 
…試作6号につづく
 

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